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【禁聞】僧侶と尼僧が同じ寺で起居 中共の狙いは?

2014年06月11日

【新唐人2014年6月11日】江西省南昌市西湖区の地元政府は、2つの寺院と1つの尼僧寺を取り壊して、「南海行宮」という寺に合併することを決めました。この結果、僧侶と尼僧が同じ敷地内で生活することになります。

 

今回、取り壊しの対象になったのは、江西省南昌市にある十里古寺と西観寺という男性僧侶の寺と、浄業寺という尼僧の寺です。

 

大陸メディアの報道によると、3つの寺が合併してできる南海行宮は、今年3月に工事が始まりました。

 

十里古寺の僧侶は一時解散となり、浄業寺の慧仁法師は尼僧を連れて、荒れた小学校に仮住まいしています。政府が建てる僧侶と尼僧の「仮設住宅」は、互いに1メートルも離れておらず、入り口が向かい合っています。

 

西観寺の住職、燦池法師は、僧侶と尼僧が同じ場所に住むべきではないと語ります。約2万6000平米の南海行宮の敷地内で、尼僧の住まいを塀で囲っても、やはり戒律違反だと指摘しました。

 

十里古寺の寛性法師は、「南海行宮」の名前はふさわしくはいと語ります。道士が修行する建物を「宮」「観」と言うように、「宮」は道教の色彩を帯びており、僧侶が修行する建物は「寺」や「庵」を使うからです。

 

また、「行宮(あんぐう)」はかつて帝王が行幸(ぎょうこう)した際、泊まった宮殿のことで、現在は、ホテルや旅館の名前に使われています。そのような宿泊施設はともかく、仏教の寺院に「行宮」を使うのは、当局が宗教文化を無視しているとしか考えられません。

 

当局によると、この「行宮」の建設や名称を決めたのは、「南海行宮管理グループ」だそうです。3つの寺の責任者がグループに加わっていますが、実は3人とも、名称に関与しておらず、ただの名義貸しでした。

 

人権活動家 胡佳さん

「中共は信仰を無視してきました。大陸で仏教への締め付けが、やや緩めなのは統治の道具にされたからです。中共はどの宗教も尊重していません。寺や教会の取り壊しは中国ですでにブームです。しかも修行の場所が男女一緒とは宗教を冒涜しています」

 

あるネットユーザーは、「文化大革命の時、僧侶や尼僧が還俗(げんぞく)と結婚を強制されたことをふと思い出した」とネットに書き込みました。

 

アメリカの中国語メディア「大紀元時報」が発表した社説「共産党についての九つの論評」では、共産党の哲学は中国の伝統文化と正反対だと分析しています。

 

伝統文化は儒教、仏教、道教に基づいていますが、共産党はその文化を破壊するため、まず宗教を排除しました。政権を樹立すると、寺を壊し、経典を燃やし、財産を没収し、僧侶にマルクス主義を学ばせ、労働を強要しました。しかも、彼らを結婚させ、信仰を突き崩そうとしました。例えば、1951年、3月8日の国際婦人デーの前、「長沙婦女連合会」は、湖南省全土の尼僧に、数日以内に結婚を決めるよう求めました。また、若い僧侶は軍に入隊させられました。

 

かつて、天安門事件の犠牲者に供養を行い、寺院の財務情報の公開を推し進めた僧侶の聖観法師は、5月17日に逮捕され、いまなお釈放されていません。聖観法師の弟子、果実法師は、「南海行宮」の建設は、政府の利益のためだといいます。

 

果実法師

「『行宮』建設は観光業を発展させて、税収を増やすためです。合併したほうが搾取しやすいのです」

 

情報によると、南海行宮の土地は最初、緑地に区分される予定でしたが、去年11月、当局が突然、文化用地に変更したため、寺院や付近の不動産所有者の不満を招きました。

 

果実法師

「責任者は名義だけなので、明らかに寺と当局は利益で衝突しています。聖観法師は他の者と結託しなかったので、追い出されました。天安門事件が原因と言われていますが、実際 財務情報の公開で、既得権益団体の反発を招いたのです」

 

果実法師によると、当局や仏教協会などが寺院を制御しているため、僧侶たちに本音を話させません。僧侶も生きていくために、当局に妥協せざるを得ないそうです。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2014/06/10/atext1115321.html(中国語)

(翻訳/河合 ナレーター/水田 映像編集/李)

 

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